新人看護師のみなさん!どんな参考書を準備していますか?
「たくさんある本の中で何を選んでいいかわからない。」「学生の時の教科書で勉強するよ。」という人も中にはいるのではないでしょうか?(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
結論…
学生時代に使用していた教科書はほとんど読みません!
教科書、全部で68冊あった pic.twitter.com/qkSHXbvNEe
— hana✿ 看護学生💉 (@kangogakusei113) April 4, 2021
学生時代はこれ以外にも多くの教科書で勉強三昧…(泣)
これも看護学生さんにとっては必要なことです。
しかし現場で働くようになってからはそうはいきません。
一生懸命働いた後に「さて、勉強しよう!」という気力はほぼ残っていません。(笑)
この教科書の量をみるだけで、勉強する気力が…(泣)
限られた時間の中で効率よく学習するためには、
- 図やカラーが多く分かりやすい
- 読む気力が出る文章
- 内容がわかりやすい
厳選した参考書で学習する必要があります。
そのため今回は新人看護師さん達に向けて…
新人指導の経験があるナースが
おすすめ参考書をピックアップしてご紹介するので、ぜひご覧ください!(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
新人時代によく使用していたもの、新人指導に活用していたものを厳選しているので、参考になれば嬉しいです。
そろえておきたい参考書5選!
病気がみえる
この本は看護学生時代にも手を取る機会が多いのではないでしょうか?
看護師だけでなく、医師や薬剤師などなど様々な医療関係者が手にとる本です。
この本のいいところは…
- 全ページがカラーでわかりやすい
- 絵や図が多く、文章も読みやすい
- 基礎の解剖生理から病態、検査、治療までわかりやすくまとめられている
- 検査画像や写真が多く掲載されている
学生時代から愛用していました。職場でも持参する人は多かったです。
看護師は患者さんの病態の理解や処置、検査データなどなど幅広い分野の知識が必要です。
そのため患者さんの全体像を把握し看護に活かすために必要な参考書となります。
- 解剖学から疾患の症状、原因、治療、検査などなど、一般的な基礎内容が学べる
- 患者さんの全体像を理解するための根拠がわかる
- 検査の正常、異常が写真で理解できる
原理や根拠を踏まえながら解説してくれるので、とても分かりやすいです。
患者さんの疾患の理解を深めるためによく活用していました。
ただ2点…
- 看護の視点から考えると内容は薄い(病態メインの本のため)
- 定価4,070円(本体3,700円+税)と値段はお高め
病態の理解は深められますが、看護の観点からすると看護問題の立案や行動計画まで立てにくいです。
そのため看護過程が学べる参考書を併用して学ぶことが重要となります。
(看護過程のおすすめの本は下で詳しくお話しますね。(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
またお値段も少しお高め…。
全部揃えると諭吉さんが何枚も飛んでいくほど、たくさんシリーズが出ています。
初めは自分の診療科だけでも十分足りるので大丈夫ですよ(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
余裕があれば…
消化器、循環器、糖尿病、呼吸器はどの科でもメジャーとなる疾患を勉強してみましょう!
エビデンスに基づく疾患別看護ケア関連図
この本は看護の視点で書かれており、全体像から看護問題、看護ケアまで記載されています。
この本のいいところは…
- 看護学生時代におなじみの全体像が図で掲載されている
- カラー分けで記載されているので見やすい
- メジャーな疾患に焦点をあて具体的に記載されている
- 全体像を捉えることができる
- 患者さんに起こりうる症状や看護問題が見えやすい
- 患者さんへの看護ケアの知識が身につく
新人時代はよくこの本にお世話になってました。
看護ケアまで記載されているので、受け持ち患者さんとの情報を照らし合わせてアセスメントや看護の実践に活かすことができます。
ただ…
- 上記本はメジャーな疾患しか掲載されていないため、幅広い分野で学ぶためには足りない部分もあります。
そのため私は病棟に常備してあった下記参考書を併用して勉強していました。
私はこの2冊で看護ケアのアセスメントや実践、課題に取り組んでいました。
看護の参考書は1つ1つ値段が高いです。
病棟にどんな参考書が常備しているか一度確認してみてくださいね(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
【完全版】ビジュアル臨床看護技術ガイド
この本は、新人看護師さんが学ぶであろう看護技術の方法がたくさん記載されています。
看護技術の本は何冊かに分けて販売されていることもありますが、これは1冊の中にまとめられているのでとても便利です!
この本のいいところは…
- 1冊に基礎看護技術がまとまっている
- オールカラーで分かりやすい
- ポイントや注意する点が分かりやすい
- 病院で使用されている物品を掲載しているためイメージしやすい
- 新人看護師さんが経験する基礎看護技術が学べる
- 看護技術を行う上でのリスクや根拠が理解できる
基本的に1年目で実施する看護技術はほぼ掲載されています。
病院には看護技術の本が置いていると思うので、この本も一度確認してみてくださいね。
病棟に常備してあれば、事前にコピーして家に持ち帰り予習復習するのもOK!
課題としては…
- 分厚すぎて重い
- 定価5,060円(本体4,600円+税)と値段はお高め
処置があるたびに自宅の参考書をコピーして病棟に持参していました。
この1冊でたいていの看護技術は対応できたのでとても便利です。
輸液のなぜ?がスッキリわかる本
この本は看護師であれば誰もが通る道!輸液の基礎知識を学ぶことができます。
電解質や浸透圧などなど、ややこしくて苦手意識を持つ方は多いのでないでしょうか?
私もその中の1人でした…(笑)
苦手意識を持っていましたが、ある先輩からこの本を勧めてもらい苦手を克服することができました。
この本のいいところは…
- 輸液の基礎内容がつめ込まれている
- 可愛い絵や図が多くカラー掲載である
- 身近なものにたとえた解説方法でわかりやすい
- 電解質の苦手意識が克服できる
- IN-OUTバランスが理解できる
- 脱水やショック時など輸液管理の応用の知識が身につく
外科内科問わず、どの看護師さんも輸液には必ず関わります。
なぜこの輸液を投与する時間に指定があるのか?医師がこの輸液を選択した理由は?
この理由が分かるだけでも、患者さんにとって適切な看護が提供できますよね(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
新人時代のうちから知っておきたかった内容です。
多重業務で処置をこなすことに意識が向いてしまい、
なぜ?どうして?
と感じる機会が薄れてきてしまいます。
上で、とても大切なことが参考書からたくさん学べるので気になる方はぜひぜひ参考にしてみてください(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
輸液に触れる機会が多いからこそ、勉強して損はない分野です。
がん治療薬まるわかりBOOK
この本は抗がん剤治療薬の作用副作用や患者や家族へのケア内容まで記載されています。
がん化学療法認定看護師がおすすめする程、とても活用できる1冊です。
この本は1番使いました。
抗がん剤は危険な薬剤のため、患者さんを守るためにも自分の身を守るためにも、
抗がん剤治療をする病棟では絶対に持っておいた方がいいほどおすすめです!(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
この本のいいところは…
- 抗がん剤の作用副作用や投与時の注意点、看護ケアまで記載されている
- 前ページオールカラー
- 本の大きさがコンパクトで持ち運びがらく
- 患者さんに起こりうる副作用が細かく記載されており、観察点が明確である
- 血管外漏出のリスク項目が分かりやすく記載されている
- 指導ポイントが明確に掲載されている
- 抗がん剤の取り扱い方法や注意点がわかる
抗がん剤は取り扱いを間違えると
という医療従事者の健康に影響を及ぼす危険な薬剤がたくさんあります。
がん治療薬に使用する抗がん剤は発がん性があります。
患者さんを守るためにも、自分を守るためにも!正しい取り扱い方法を学びましょう。
まとめ
と悩んでいた方々にとって参考になったでしょうか?(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
中には、
と感じた方もいるかもしれません。
しかし勉強することで、
助けることができる患者さんや家族さんの幅が広がり、そして自分の身の安全も確保できるようになります。
業務をしながら勉強することは大変ですが一緒に頑張っていきましょうね!
この記事が、
新人看護師さんや新人指導につく看護師さん、復職される看護師さんの役にたてれば嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
Twitter(@nurse_hsp)もしてますので、もしよければ覗いてみてください(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
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