今回は回復期病棟の夜勤でのお話をしていきたいと思います!
※私の経験した病院の話なので、他の病院とは違う点がいくつかあると思います(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)あくまで1例として読んで頂けたら嬉しいです(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
16:00 出勤
- 受け持ち患者さんの情報収集を行う
ナースコールが多い部屋や介助量の多い患者さんを受け持つことが多かったです!相手に気をつかいすぎて「私が受け持ちます…!」って思わず言っちゃうんですよね(笑)
16:30 申し送りを受ける
- 患者さんの状態申し送りを受ける(ADLや安静度などが主に)
- 情報収集の続きを行う
17:00 体位の調整、食事の準備
- 患者さんへ担当であることをあいさつします
- 食事の体勢を整える(基本ベッドから離れ、車いすや椅子に座る介助をします)
- 食前の内服薬を配薬する
- 血糖、インスリン注射を行う
点滴はないことが多いので、すぐラウンドにまわることができますよ!
18:00 食事のケア、口腔ケア
- なんとか患者さんを起こしてまわると…あっという間に配膳車が届きます(笑)
- 自分でできることを促し、できないことは介助します
急性期の習慣からか、なんでも介助しようと手が出てしまうので”待つ”ということができずよくお叱りを受けてましたね…(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
19:00 ラウンド
- 看護師は交代で休憩をとります
- ここから患者さんのバイタルサイン測定や症状観察を行います
- 処置や点滴もほとんどないので、ナースコールが多くない時は記録をしながらラウンドできます
20:30 入眠の準備をする
- 入眠の促しを行います
- トイレ誘導をしていきます(体調が悪くない限り、患者さんの安静度に沿って指導してもらいます)
たまに患者さんが「車いすで運んでよ~。」と言われることもありますが、リハビリのため!と心を鬼にして歩いてもらいます!
21:00 消灯
- 寝る前のお薬を配薬後に入眠を促します(この時も自分で開封ができるか?家での管理はどうするか?その患者さんに合った方法で練習していきます
- その間はひたすら記録!記録!記録!
- ナースコール対応!
ついつい忙しい時は「あっ!開けちゃった!」ってことも何回かあります。
00:00 巡視、仮眠
- 受け持ち患者さんの巡視に交代で行きます(朝まで数回訪室します)
- 交代で仮眠をとります
- 患者さんのカルテ内容の確認と整理をしていきます
- 患者さんの申し送り内容を整理します
朝の申し送りのためのイメトレ!イメトレ!
06:00 起床ラウンド
- ラウンドと記録をします(落ち着いていたらラウンド中に記録が終わることも!)
- トイレ誘導もします
- 採血がある患者さんは採血(これもほとんどないです…!)
採血の腕がなまりそうで心配で…。久しぶりにとるとドキドキします…!!!
07:00 更衣、食事の準備
- 夕食時と同様、食事の体位の調整を行います
- 更衣をしていきます(患者さん自身で更衣できない人はできるところまでしてもらいます(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ))
思わず手伝ってしまうという発作を抑えるのに必死です…!!手伝ってしまう方が早いのでね、いけないいけない…(´;ω;`)
08:00 食事ケア、口腔ケア
- 夕食時と同様に血糖はかり、インスリンを施注し、食前薬の配薬をします
また魔の申し送りがやってくる時間が近づくので、ソワソワし始めます…(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)何年立てば慣れるのか…!
08:30 申し送り
- 日勤看護師へ夜間の患者さんの状態について申し送りをします
夜間の睡眠状況や歩行状態などがメインとなりますね(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
08:45 記録する
- 記録の続きをします
- ナースコール対応します(この時間は日勤スタッフが行ったり夜勤スタッフが行ったりです)
09:30 退勤する
- 患者層にもよりますが、この時間には退勤する準備をします
- ただ受け持ち患者さんの看護計画の評価や、サマリーの準備などが残っている場合は残業して帰ります!
この時間になると睡魔に耐え切れず「また次来た時にしよう!」で帰る時もありますよ(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
以上が回復期のおおまかな流れです(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
私的には回復期の良い点として…
- 急性期のようなピリピリ感がないため、人間関係も落ち着いていること
- 重症度の高い患者さんが少ないため、気持ち的に落ち着きが持てること
- 処置や検査などが少なく、多重業務になることが少ないこと
があります!
回復期は病態が安定しているため、急性期と比べ時間の経過が違います。
「今話しかけても大丈夫かな…?忙しそうだな…。」という状況に陥ることがほとんどないので、繊細さん(HSP)にとっては働きやすい環境だと思います。
しかし回復期は上記でも述べたように病態が安定している患者さんが多く処置や検査といった経験が少ないです。採血ですら、ない日もたくさんあります!
そのため、
- 検査や処置を経験できる機会が少なく技術が定着しにくいこと
- 病態が落ち着いている患者さんが多いため、患者さんと疾患を関連づけた学習が難しいこと
があげられます。
そのため新人看護師さんのうちに自立する技術項目が、急性期に比べ進みにくいですね…同期と比べて焦っている新人さんも見てきました。
急性期では精神的にも負担が大きく、HSP気質な私には「合わないな…。」と感じていたこともあり、本当に過酷な現場でしたが、、、
(その分人間関係でもたくさん悩みました…!(笑))
精神が崩壊しかけた頃に結婚の話があり、転職し今ではあの段階で回復期病棟へ就職できて良かったなと思っています。
(この考えに至るまでに、技術が鈍ったらどうしよう…次就職しなおす時に大丈夫かな…などたくさん悩みましたが。(笑))
急性期、回復期それぞれに繊細さん(HSP)にとって良い点悪い点があります。そこが今回のブログで見えてきて、今後の働き方の参考になれればなと思います。
世間体を気にせず自分がどう働きたいか、どうしていきたいのか自分の気持ちに素直になり、行動できる1つの材料となれば嬉しいです(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
最後まで読んで頂きありがとうございました!
Twitter(@nurse_hsp)もしてますので、もしよければ覗いてみてください(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
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