繊細さん(HSP)は人の役に立ちたい、安定した仕事に就きたいという思いから看護師を目指す人も多くいます。
しかし看護業務というのは下記のような業務内容であり、繊細さんにとって気がつきすぎて疲れやすい状況が揃っています。
- 責任が重い
- 不規則な勤務形態(日勤、夜勤時には早出や遅出も…)
- 人の目が多い
- 人間関係で悩みやすい(女性の多い職場であり、好き嫌いが激しい人もいる)
- 急変や検査、処置など突発的な判断を要する
- 激務である(気持ちに余裕のない人が多くなり、怒鳴られやすい)
- 人手不足
- 感情移入しやすい
看護師になりたくて目指す人は多いですが、上記理由でつらい思いや悩みを抱えながら働いている人、退職する人もいます。
そんな現場で働く繊細さん看護師の実体験についてお話していきたいと思います。
私の体験ですがお話していきますね(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
私の新人看護師の時の話です。(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
私は真面目という面から処置や検査がある時、先に経験することが多かったのですが緊張しやすい性格であるため、段取りよくできずに医師やフォローしてくれる先輩(当時はめちゃめちゃ怖かったです…(笑))から怒られることがたびたびありました。
私の中で”怖い先輩”という印象がつき、その先輩が出勤する日になると動悸と吐き気に襲われながら毎日出勤していました。正直出勤できなくなるくらい体調が悪くならないかな、とも考えていました。”怖い先輩”も私が出勤すると、ため息をついたり、あいさつしても返してくれなかったり、どんどん先輩に対して委縮してしまうようになりました。
患者のラウンド後(症状観察やバイタルサイン測定など)に報告をしなければいけないのに、「今報告してタイミング悪くないかな…無視されずに報告きいてくれるかな…何か報告でつっこまれたりしないかな…」と考え出すと何回も報告内容を見返したり、先輩のタイミングを見計らったりしているうちに時間が過ぎ、結果「は?今報告?遅すぎるでしょ。何してたの?1人当たり何分でまわってたの。」と口調を荒げられ、ナースステーションで泣いてしまったこともありました。
その点私の同僚はコミュニケーション能力が高く、仕事も要領よくこなし、誰の心にもスッと入っていけるような子だったので私の中の”怖い先輩”もその同僚の前では笑顔で話していました。私は自分と同僚に対する態度の差を見て余計に悲しくなりました。
「看護師をやめたい…」と思いがふつふつと湧いてきていた時、フォローの先輩が変わることになりました。新しく変わったフォローの先輩は優しく「大丈夫、落ち着いてね。そんなに慌てることはないからね、いつも通りに。」と気持ちを察してくれ声をかけてくれる先輩でした。初めて実施するケアや処置はやっぱり緊張で押しつぶされそうなこともありましたが、できたことは褒めてくれる先輩だったので、自信にもつながりのびのびと仕事ができました。
その先輩に3か月ほど指導して頂き、無事”1人立ち”として患者さんを受け持てるようになりました。
”1人立ち”として働けるようになり始めた頃、”怖い先輩”から「1人立ちおめでとう!頑張ったね。あの時は私も余裕がなくて…きつく当たってしまってごめんね。」と声をかけてもらえました。それ以降、前のように無視されることなく、気さくに話しかけてもらえるようになりました。(機嫌の悪い時はそばにいないようにしてましたが…(笑))
そんな感じで無事新人看護師の1年間を過ごすことができました(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
患者さんやその家族のサポートやスタッフとの協調性を保つこと、高度な知識が必要な現場であるため勤勉さが重要であることなど、繊細さんだからこそ”できる”という得意分野もたくさんあります。
自分を責めず素直になり、自分にとって”こうしたい”と思える働き方を見つけていけるようにできたらなと思います(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
次回より急性期病棟と回復期病棟のリアルな1日についてお話するので…
最後まで読んで頂きありがとうございました!
Twitter(@nurse_hsp)もしてますので、もしよければ覗いてみてください(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
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